5/5 D51 200とC56 160の重連

D51 200の導入決定以降,その去就が注目されていたC56 160ですが,ついに,山口線からの引退の日を迎えました.引退の理由は,報道によると「他の機関車の補助がないと急勾配を登れないなど」とあります.

指定券の入手は容易ではありませんでしたが,なんとか5/5のSLやまぐち号往復,5/6のSLやまぐち号往路,ありがとうC56号の指定券を全て入手できましたので,乗車してきました.長いので2記事に分けます.5/6についてはこちら.また,関連する動画を制作のうえ,Youtubeにアップロードする予定です.

5/8 5/5分の動画をアップロードしました.詳しくはこちら


D51 200とC56 160が重連でSLやまぐち号で運転されるのは,今回が最初で最後です.そのせいか,沿線には過去に例を見ない人々が集まりました.

まずはC56の入れ替えで,列車が新山口駅1番のりばに据付けられます.その後,D51が前方に連結されますが,まともな写真は撮れませんでした.

今回の運転で,実は一番重要なのはこの画像かもしれません.

なぜなら,これまでC56で35系を牽引した運行では,DD51 1043が後ろに連結されており,このアングルからC56を見ることはできませんでした.

SLは沿線各地で鉄道ファン,地域住民の見送りを受けます.

まずは仁保駅

続いて,有名撮影地の長門峡.

地福駅

徳佐のSカーブ撮影地

白井の撮影地(画像は帰り便のものですが,行き便でも同様の歓迎を受けました.)

そして津和野駅.しまねっこと津和野町のキャラ「つわみん」も出迎えに来ています.

帰りも含めると,通常運行時の10倍,これまでのイベント運行時の2倍はゆうに超えた人々が来ていたのではないかという印象がありました.私は2009年に「ユウユウサロン岡山」を使用した「SLやまぐちゆうゆう号」,2010年の「SLやまぐちなにわ号」「SLやまぐちあすか号」,さらにはD51 200の運行初日に撮影行を行いましたが,最初で最後の組み合わせであるためか,これらのどれよりも多い印象があります.機材の貧弱さもあり,現在となっては早朝から待って撮影する気にはなれません.指定券が取れて本当に良かったです.

なお,列車がよく見えるものの鉄道ファンが撮影地として認識していない場所でも,地域住民を中心に多くの人が出迎えていました.

ただし,撮影マナーなどに関する小競り合いや,足を滑らすと線路に転落する,明らかに線路を渡らないと行けない危険な場所にも撮影者が見受けられたのは少し残念です.

もちろん,津和野駅の転車台にも多くの来場者で賑わっていました.

津和野駅の駅弁,あゆ弁当です.SLが運行される日のみ販売されます.

しまねっこでは,改札はできません.

帰りの乗車中では投炭ゲームのプレイ権利が当選.遊んでみました.なかなかの難易度です.

(画像は加工しています)

なお,グリーン車の乗客は,列車の発車直後に全員確実に体験できます.以前私がグリーン車を利用した時より,サービス運営面ではかなり進歩しています.

(最初からそのようなことはなかったのですが,当時はグリーン車の乗客も,ゲームに参加するには抽選が必要でした.)

最後は入れ替え作業を見て帰路につきました.

ご乗車の皆様,撮影の皆様,出迎えの皆様,警備の皆様,大変お疲れさまでした.

 

5/6につづく