原爆資料館に行く

先日,リニューアルオープンした「原爆資料館」こと,広島平和記念資料館に行きました.

原爆資料館は,耐震工事や展示入れ替えなどの関係で工事が進んでいましたが,リニューアルオープンしています.耐震工事は現在も続いています.

展示の内容に触れないわけにはいきません.

今回のリニューアルオープンでは.現物展示を充実させたということになり,人形ジオラマがなくなった代わりに,被爆者の方々の絵画が増えています.その内容は単純に「グロい」では済まず,悲惨さを直接感じさせる内容になっています.導入展示の被爆前後の広島の街を見てみるとよりその威力・被害の悲惨さを感じられるでしょう.これを絵でも言葉でも表すことは非常に難しいです.館内で過呼吸のような症状が出た来館者も見かけたほどです.フラッシュをたかない撮影は許されていますが,ここでは展示の画像を載せません.

来館者は修学旅行生と,外国人観光客が大半をしめます.

外国人観光客の皆様にとっては,宮島共々非常に人気の高い観光地になっています.

非常に混雑しており,本館入口には行列,本館は「おしくらまんじゅう」のごとくゆっくりと進みながら見るしかなく,15〜20分程度の滞在時間になってしまいました.平和学習ノートを取るのも辛そうでした.

なお,本来であれば数時間かけてじっくり見ていただきたいとのことです.

世界遺産である原爆ドームはきっちり整備されています.

爆心地と言われる,島内科医院の上空を撮ってみました.

この上空で,容積で3立方メートルに満たない一発の爆弾が,わずか数日で十数万人の命を,そしてより多くの命が数年で亡くなったり,一生苦しみ続けていることを,絶対に忘れてはなりません.

みなさまに置かれましても,広島に来訪される際は,ぜひ平和記念公園を訪れていただきたいと思います.