5/19 日立笠戸事業所開放

5/19は,下松市の日立製作所笠戸事業所が開放されました.毎年開放されているわけではなく,実に4年ぶりのことです.

(通常,笠戸事業所内では撮影することはできません.)

前日の夜降っていた大雨も上がり,実にイベント日和になりました.

一番の目玉と言えるのはこちらのイギリス向けの高速鉄道車両でしょう.デザインにはJR車両の影響も見受けられます.2017年には輸送の様子が市民に一般公開され,多くの観客を集めました.

イギリスのEU離脱など,取り巻く状況は大きく変化していますが,是非とも日本の車両をどんどん使っていただきたいと思います.

 

新幹線車両をこのような近いアングルで見ることは他ではまずできません.鳥飼車両基地に配属されるN700系G42編成が展示されていました.

出荷準備中のイギリス高速鉄道用車両に混じって,ゆいレールの車両が置かれてありました.日立はモノレールが得意であり,世界各地のモノレール用車両を製造しています.

移動式の吊り上げクレーン「ShuttleLift」での作業を見学することができました.報道も含め,かなりの注目がありました.

下松では1907年製(現在のIHI製)の蒸気機関車を復元させる活動が行われています.なお,これを模した乗用模型鉄道(いわゆる「ミニSL」)が運転されていました.

事業所構内には,犬山モノレールで使用されていた車両が展示されています.内部にも入ることができました.

わずかですが,鉄道模型も展示されていました.HOゲージの日立製車両が目を引きました.Nゲージもありましたが,こちらには日立製車両はあまりありませんでした.E657系がなかったのは少し残念です.おかげでE351系を「ひたち」と子供が呼んでいたのが印象に残っています.また,事業所内の資料室にも様々な展示があります.(こちらは撮影禁止でした.)

関係者が科学教育の活動をしていることから,鉄道以外の展示も充実していました.こんなものもあります.他にも,電子顕微鏡,自転車発電機,自動車(日産・マツダ・消防車)の展示,日立の女子バスケットボール実業団チームの選手の来場などがありました.

さすがに生産設備の公開はありませんでしたが,かなり充実した公開でした.またの機会がありましたらよろしくお願いいたします.

最後に,この展示の情報を共有していただきました皆様にお礼申し上げます.